ラーデベルガーは、世界87ヶ国で愛飲されている本場ドイツ産のピルスナータイプのビール。日本の大手ビール会社のビールが好きな人なら、受け入れやすい味わいのビールと言えるでしょう。
ドイツNo.1の顧客満足度のビール
近年ドイツの民間調査機関が実施した「2013年ビール顧客満足度」では、この「ラーデベルガー」が最高得点。全ドイツビールのナンバー1に選出されているとか(輸入元による公式サイトより)。
飲んでみると、苦味が強くてどっしりとした味わい。日本のエビスビールやキリンのクラシックラガーなどが好きな人なら、きっと気に入るんじゃないかと・・私はIPAが一番好きですが、ピルスナーも好きなので、美味しく飲めました。
日本のビールに近いな、と思ってしまうのは、日本の大手ビール会社がビールづくりのお手本にしていたのがドイツなどのピルスナータイプのビールだから。そう考えると逆の話ではあるのですが^^;
王家も認めた1872年誕生のピルスナー
ドイツ初のピルスナータイプのビールが『ラーデベルガー』で、1872年に誕生しました。醸造所はドイツ東側に位置するザクセン州ドレスデンにあります。ここでは一貫して現在まで、この1種類の銘柄しか造っていないというから驚きです。
当時、ピルスナータイプのビールは珍しかったこともあり、ドイツ全体にその人気が広まったそうです。品質の高さからドイツ帝国初代宰相ビスマルクに帝国認定醸造所として認められ、さらに、当時のザクセン公国王からも「王の飲み物=タフェルゲトランケ フュル ケニッヒ(tafelgetränke für könig)」として認定されました。ボトルネックに誇らしげに掲げられた王家の紋章がその証です。