アサヒスーパードライの『生ジョッキ缶』が好評です。現在、コンビニで先行発売中ですが、販売好調で商品供給が追いつかず、一時出荷停止中なのだとか・・人気のヒミツを探ります^^
泡と温度の繊細な関係
実際に飲んでみてびっくりしたのは、ビールにおける泡と温度の繊細な関係です。最初に飲んだ時には冷やしすぎたのか泡が全然立たず、両手のひらでちょっと温めると少しだけ泡が出ましたが、物足りなかったです。2回目に飲んだ時は最初の時よりもちょっとだけぬるくしたのですが、写真のように良い感じのクリーミーな泡が出ました。ビールの泡と温度の関係って本当に繊細なんだなーと、改めて考えさせられました。
ちなみに12度以上で開けた場合、吹きこぼれる可能性があると注意がされています。私はやったことはありませんが、動画などで実際に吹きこぼれる映像をいくつか見ました。なかなか豪快に吹きこぼれていたので、温度には注意しましょうね。
開発4年にびっくりした
缶のフタが全開になるだけのアイデア商品かと思ったら、どうやらそれだけじゃなさそうです。公式サイトを見ると「開発ストーリー」が掲載されているのですが、開発に4年を費やしたとあります。
フタが全開して泡が出る「生ジョッキ缶」。このような特長を持つ商品は今までなかったので、日本初とうたっているとのこと。そっか、缶ビールって後術的には泡立たないようにしているのが常識なので、泡立たせるって逆の発想なんですね。どういう仕組みなのかなと読み進めていくと・・
「開発ストーリー」の中の「研究開発編」に詳しく書かれていました。以下、抜粋です。
(公式サイト、開発ストーリー「研究開発編」より抜粋)
それから何十回と試作を繰り返し、さまざまなアプローチを検討しました。缶の内側にボコボコとした無数の突起をつくり、「これは絶対に泡立つぞ!」と期待したら全然ダメだったということも。
そこから、ただ盛り上がった山をつくるのではなく、盛り上がってからへこむという「クレーター構造」に行き着きました。フタを開けたときの気圧差による自然発泡が、この構造によって増幅されるという仕組みです。
何やら難しそうですが、要するに缶の内側に工夫がされているということですね。それにより、缶を開けるとクリーミーな泡が出るという、ありそうでなかった缶ビールが誕生したと・・アサヒビールさんの開発魂には頭が下がります。
ほかにも、口や手が切れない「ダブルセーフティ構造」を採用するなど、『生ジョッキ缶』には様々な最新技術が投入されています。
2021年4月20日に全業態から発売!
2021年4月6日に全国のコンビニから先行発売された『生ジョッキ缶』ですが、4月20日からコンビニ以外を含めた全業態で発売される予定です。缶ビールでクリーミーな泡を楽しみながらゴクゴクとビールを飲むって、考えてみれば誰しも初体験のはずです。スーパードライという飲みなれたビールでありながら、新しい体験をさせてくれる『生ジョッキ缶』。ぜひとも体験してみてくださいね^^