ビールの種類[ラガー、エール、自然発酵の3タイプ]

ビールの種類って分かりにくいですよね。ピルスナーとかエールとかIPAとか・・色々な分け方がある中で、発酵飲料であるビールの本質をとらえた一番分かりやすい分類の仕方は、酵母の種類による分け方だと思います^o^

ビールのタイプは3種類

発酵で使う酵母別に分けると、ビールは3タイプに分類できます。この3タイプそれぞれの中に、さらにたくさんのビールの種類があるというわけです。それぞれを簡単に説明すると・・「下面発酵」は発酵が進むと酵母が下の方に沈んでいくタイプ。逆に「上面発酵」は上方に浮いてきます。「自然発酵」は天然の酵母を用いますので、その種類によります。タイプの違いによって味わいにも大きな差が出てきます。現在では大量生産に向く「下面発酵」のビールが多く市場に出回っています。

 

下面発酵[ラガー]

歴史:比較的新しい(中世以降)

発酵の温度:低い(0℃から15℃ぐらい)

発酵の期間:長い(発酵してから熟成までに1ヶ月ほど)

日本の大手ビール会社が参考にしたのは、下面発酵の「ピルスナー」というビールの種類です。日本人にとってはとっても馴染みのあるビールで、簡単に言っちゃうと、キンキンに冷やしてゴクゴク飲んでおいしいビールです^^

 

上面発酵[エール]

歴史:古い

発酵の温度:高い(20℃から25℃ぐらい)

発酵の期間:短い(発酵してから熟成までに2週間ほど)

ヨーロッパのパブなどで親しまれているのはこのタイプ。日本では主にクラフトビール系のブルワリーで造られています。大手ビール会社からもエールビールの「エビス プレミアムエール」と「プレミアムモルツ〈香る〉エール」が発売されています。ホップの豊かな香りと深い味わいが特徴です。

 

自然発酵

歴史:ものすごく古い

発酵の温度:色々(酵母の種類による)

発酵の期間:色々(酵母の種類による)

人類最古のビールは自然発酵で造られていると考えてよいでしょう。発酵に自然に生息する天然の酵母を使います。諸説ありますが、麦のパンを砕いて水に加え、自然に発酵させて造られたのがビールのはじまりと伝えられています。現在ではベルギーの「ランビック」という種類が自然発酵のビールに分類されます。日本では岩手県の「いわて蔵ビール」というブルワリーで自然発酵のビールを製造しています。